ヘッドレスWordPressのメリット・デメリット
ヘッドレスWordPressのメリット・デメリット

ヘッドレスWordPressのメリット・デメリット

このブログは、WordPress ✖︎ Next.jsで構築されています。
せっかくですので、実装時や運用面でのメリットとデメリットを記していきたいと思います。
基本的には、WordPressのヘッドレス化に関する内容ですので、もしWordPressのヘッドレス化を検討されているなら、この記事を参考にしていただければ幸いです。

WordPressをヘッドレス化するメリット

ベッドレスCMSを使用する共通のメリットである、セキュリティ面や表示速度などのメリットは、ここでは省略させて頂きます。

あくまでも、Wordpressをヘッドレス化にした時のメリットをお伝えします。

メリットとしては、

・ 無料で使用できる
・ WordPressを既に使っているなら、他のCMSに移行する手間がない
・ wordpressのプラグインが一部使える(エディタ関連)

最大のメリットは、無料で使えることです。

一部のプラグインが利用できたり、既存のWordPressユーザーであればCMSの操作感を学び直す必要がなかったりする点もメリットですが、これらは副次的なものと言えるでしょう。

とにかくコストを抑えられる点が最大の強みであり、ヘッドレスCMSとしての「使いやすさ」を最優先事項にする場合は、あまり期待しないほうがよいかもしれません。

もしコストを気にしないのであれば、ヘッドレスCMS専用のサービス(microCMSなど)を利用するほうが、開発体験は格段に向上します。

WordPressの場合、WPGraphQLなどを使用してAPI経由でデータを取得することになりますが、記事の情報やカテゴリーがどこに格納されているかが分かりにくく、画面に表示させるのにも少々手間がかかります。

両方を試した経験から言うと、実装の容易さだけならmicroCMSが圧倒的に楽です。
ただし、料金は(特に大規模になると)高価になりがちです。
個人のブログで利用するには、PV数の制限がある無料プランではお試し程度になりやすく、有料プランは金銭的に余裕がある人でないと選択肢に入りにくいかもしれません。

WordPressをヘッドレス化するデメリット

メリットのセクションで少し触れましたが、デメリットは以下の点です。

・WPGraphQLによるAPIデータの取得が分かりにくい(直感的でない)

データが深い階層にあったり、直感的でない構造で格納されていると感じることが多いです。
このあたりは、有料の専用CMSのほうが、エンジニアにとって使いやすいように設計・管理されていることが多いです。

もちろん、プレビュー画面やページネーション、SEO対策などを自前で実装する手間もデメリットですが、これらはWordPressに限らず、他のヘッドレスCMSを採用する場合でも共通して発生するため、ここでは省略します。

wordpressをヘッドレスCMSにするべきかどうか

お金を節約したいなら、Wordpressをヘッドレス化させることをオススメします。

スムーズに実装し、お金も節約したなら、microcmsなどのヘッドレス専用のcmsをオススメします。

個人的には個人ブログなどならWordpess、ビジネス用ならヘッドレス専用のcmsをオススメします。

ヘッドレス専用のcmsの有料版なら、サポートを受けたりすることもできますし、セキュリティ面もある程度安心です。

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